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千葉県は、三方を海に囲まれ水田・畑・平地林がなだらかな起伏を見せて広がり、首都圏の中でも豊かな自然に恵まれています。
この自然のもとで、私たちの祖先は生産条件を整備し、全国的にも秀でた豊かな農林水産業を育て、県内外に新鮮でおいしい産物を供給し続けてきました。
そこで生まれた知恵や技、そして伝統文化は私たちの大切な財産となり、日々の営みのなかで形成された景観は、多くの人々の心を和ませてきました。
しかし近年、高度経済成長期以来、農山漁村の過疎・高齢化が進み、山林・農地は開発と耕作放棄等を余儀なくされて荒廃しています。
一方、都市部の暮らしは、20世紀後半の急速な都市化や科学技術の発展で、人工的な環境が拡がり、とても便利で快適になった半面、自然とのつながりは薄れ、自然のなかで出会う新鮮な驚きや感動、体を使い自然と触れ合う貴重な機会を失ってきています。このことが農林水産現場への無関心や自然環境の破壊の要因ともなっていることも否めません。
こうした中にあっても農林水産業を守り、自然や景観を保持しながら農林水産業や農山漁村を活性化しようとする人々の努力が連綿と続けられています。同時に、自然との新たな結び付きで暮らしを蘇らせようとする願いも強くなってきています。
そして、この二つの流れを結ぶネットワークの輪が、自然体験をテーマに拡がりはじめており、県内でも安房地域をはじめ各地で取り組みが始まっています。この活動を活発かつ充実させる為、すでに取り組んでいる自然体験学校等の知恵を寄せ合い繋ぐことを目的として賛同者が集まり、千葉自然学校を立ち上げたいと思います。
千葉自然学校は県民はもとより首都圏3,000万人の人々が房総の自然を満喫し、感性を養い、自然と人、人と人のよりよい関係づくりに役立つよう自然学校を経営するとともに、地域の人材を活用した自然体験指導者養成を行ない、自然・産物・産業、伝統文化、景観等を活かしたプログラム開発や調査研究等を行います。
また、すでに活躍している多くの自然体験学校等と情報を寄せ合い、連携して普及啓発、利用促進、その他必要な事業を行い、県内自然学校の充実を目指します。このことにより、地域の活性化や振興に新たな活路を拓き、併せて、生産・生活環境整備や自然環境の保全につなげ「住んでよかった、また来たい」といわれる千葉県になることを願って千葉自然学校を設立します。
千葉自然学校は、地の利、人の利をいかし四季を通じ県内各地で自然学校の活動が行われ利用されることにより、人が本来持つセンス・オブ・ワンダー(自然の神秘さや不思議さに眼を見張る感性)を活性化させます。また、人と自然が共に生きる持続可能な社会を創り、未来に引き継くために自然体験が大切な役割を果たすことに信を置くすべての人とともに活動していきます。
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